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「世界ウルルン滞在記」のナレーションなどを務めた俳優の下條アトムさんが1月29日、78歳で死去した。所属事務所が2月13日に発表した。葬儀は近親者のみで行ったという。
1946年、東京都生まれ。父の下條正巳さんと母の田上嘉子さんはともに俳優で、高校卒業後に自身も役者の道へ。69年度のNHK連続テレビ小説「信子とおばあちゃん」でドラマデビューした。声優としても活躍し、米俳優エディ・マーフィーさんの吹き替え作品を数多く担当。2008年まで放送されていた人気バラエティー番組「世界ウルルン滞在記」(TBS系)ではナレーションを務め、「出会った~」といった独特のセリフでもり立てた。
事務所によると、23年9月に急性硬膜下血腫を患い、闘病生活を送っていたという。